アフリカ南部にだけ生息するただ一種のペンギン。体長は約70cmと中型である。ナミビア南部の沿岸域はケープペンギンの重要な繁殖地になっている。しかし、大規模な漁業による漁業資源の減少や、船の事故による海洋汚染、人による卵の採取などにより、その数を減らしている。つがいはアフリカ全体で約5万2千組、個体数は約7万5千~8万羽。
撮影記:Land of the Brave「気高き者たち - ナミビアの野生」
第2話
撮影記:Land of the Brave「気高き者たち - ナミビアの野生」
第3話


成獣のオスは全長2~2.3m。体重は200~350kg以上にもなる。ミナミオットセイ属は8種。ミナミアフリカオットセイはその中の1種で、オーストラリアの亜種オーストラリアオットセイと共に、オットセイの中では最も大きくなるオットセイである。アンゴラ南部のバハ・ドス・ティグレスから南アフリカのアルゴア湾のあたりに生息。肺呼吸をするが、数週間を海の中で過ごすこともある。
撮影記:Land of the Brave「気高き者たち - ナミビアの野生」
第7話



クロサイと呼ばれるが、体色が黒いわけではない(体色はクロサイもシロサイも実際は灰色をしている)。耳介は長く筒状、頭部には2つの角がある。口先は、枝などを引き寄せて葉をむしり取りやすいように、三角形に尖った形をしている(シロサイは角ばった唇をしている)。角を目当てにした密猟や違法取引が絶えず、絶滅の危機に瀕している。

ここではIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストの定義をもとに、WWFの呼称で表記しています。
| 略称 | WWFの呼称 | 環境省の呼称※ |
|---|---|---|
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絶滅種 | 絶滅 |
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野生絶滅種 | 野生絶滅 |
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近絶滅種 | 絶滅危惧 IA類 |
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絶滅危惧種 | 絶滅危惧 IB類 |
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危急種 | 絶滅危惧 II類 |
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近危急種 | 準絶滅危惧 |
※ 環境省のレッドリストのカテゴライズです。詳しくはWWFジャパンサイト:レッドリストについて
をご覧ください。
※ この「ナミビアの野生動物図鑑」の情報は2012年10月現在のものです。
※ テキスト監修 :公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン) ![]()
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