カレンダー撮影記:ナミビア 第11話
第11話:エトーシャ国立公園編-2:エトーシャの水場は、世界屈指の水場だ。
広大なエトーシャ国立公園にはいくつものウォーターホール(水場)があり、ライオン、ゾウ、キリン、サイ、ヒョウ、シマウマ、ヌー、インパラなど、さまざまな野生動物たちが水を飲みにやって来る。
あるときアフリカゾウが水場へと向かっているのに出会った。平原にはスプリングボックの群れがいたのだが、「そこのけ、そこのけ」とでも言っているかのように、群れの中をおかまいなくズシンズシンと分け入っていく。スプリングボックたちは「はいはい、わかりましたよ」とばかりに、脇にどいていた。水場ではいろいろな動物たちが入り乱れて、水を分かち合って飲んでいるのだが、ゾウがやって来ると、ほかの動物たちは遠慮する様子を見せる。それにしても、こんなにも多様な野生動物が一枚の写真に収められる場所は、エトーシャをおいて他にはないと思う。世界で最も有名な水場だ。
ナミビア編 一覧
野生動物 一覧
- Botswana「アフリカ屈指の野生の楽園 - ボツワナ」
- 「Wisdom of the Wild / 時の鼓動。生命の躍動。」(パンタナール)
- Pantanal「生命みなぎる大湿原 - パンタナール」
- Galapagos Islands「絶海に生きる - ガラパゴス諸島」
- Madagascar「原猿の棲む島 - マダガスカル」
- Ngorongoro「いのち育むカルデラ - タンザニア・ンゴロンゴロ」
- The Peninsula and the Island「世界自然遺産 - 知床と屋久島」
- Land of the Brave「気高き者たち - ナミビアの野生」
- Splendor in North America「雄大なる輝き - 北米大陸」