カレンダー撮影記:屋久島 第6話
第6話:ヤクシカが、おこぼれを頂戴しに来る。
屋久島に生息する主な動物は、ヤクザルとヤクシカだ。ヤクザルはニホンザルの亜種で小柄。ヤクシカもニホンジカの亜種で、ひとまわり小さな体をしている。
ヤクザルが木から木へと敏捷な動きを見せる。屋久島には食べ物が豊富なせいか、同じニホンザルの仲間でも、北国のサルに比べて余裕が感じられる。サルが、食べていた木の実を落としてしまうと、そこにヤクシカがおこぼれを食べにやって来る。あまりシカが長くそこにいると、サルは木の上からギーッと声を出す。ヤクシカは警戒心が強いのか、僕が近づくと素早く逃げてしまうシカもいるのだが、サルは平然と木の上で食べ続けている。
屋久島編 一覧
野生動物 一覧
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- 「Wisdom of the Wild / 時の鼓動。生命の躍動。」(パンタナール)
- Pantanal「生命みなぎる大湿原 - パンタナール」
- Galapagos Islands「絶海に生きる - ガラパゴス諸島」
- Madagascar「原猿の棲む島 - マダガスカル」
- Ngorongoro「いのち育むカルデラ - タンザニア・ンゴロンゴロ」
- The Peninsula and the Island「世界自然遺産 - 知床と屋久島」
- Land of the Brave「気高き者たち - ナミビアの野生」
- Splendor in North America「雄大なる輝き - 北米大陸」