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2024年09月30日
10/09(水)写真集『世界で一番美しい ネコがいる風景』発売のお知らせ!

世界的に高く評価されているネイチャーカメラマン、岩合光昭のライフワークとなっているネコの撮影の記録を写真集として一冊にまとめました。ネコを愛し、その日常や自然な姿を捉え続けてきた岩合が、世界各国を旅しながら撮影してきた数々の美しい写真を堪能できます。どの写真にも共通しているテーマは「美しさ」。それは風景やネコの魅力、そしてその瞬間に宿る一瞬の輝きを表現した、まさに芸術作品とも言えるもので、ページをめくるごとに新たな感動が広がります。

 

この写真集は、岩合が訪れた世界中の特別な場所で撮影されたネコたちの姿を収めており、その一枚一枚がネコたちとその場所の魅力を最大限に引き出しています。ヨーロッパの古風な街並みから中東の広大な砂漠、さらには北欧の厳しい自然環境に至るまで、各地の風景と一体となるネコたちの自然な表情や姿勢は、私たちにその土地の雰囲気や文化までも感じさせてくれます。

 

本書に収められている撮影地には、世界遺産に登録されている場所や、観光客がなかなか足を踏み入れない秘境、さらには歴史的な街並みまで、多種多様なスポットが含まれています。たとえば、イタリアのチンクエ・テッレでは、カラフルな家々が並ぶ海沿いの街にネコが佇む光景が、絵画のように美しく捉えられています。また、エルバ島では青い海と白い砂浜の背景に、気ままに歩くネコの姿が広がり、まるで映画のワンシーンのような静けさと穏やかさが感じられます。

 

その他にも、キプロスのレフカラ村では石畳の小道を歩くネコたちが、中世の風情漂う景観と見事に融合しており、ノルウェーのアルタでは、深い緑を背にした茶白のネコが自然の中でその存在感を示しています。スイスのヴェンゲンでは、アルプスの雄大な山々を背景にしたネコたちが、まるでその土地の守護者であるかのような神秘的な雰囲気を醸し出しています。

 

さらに、スペインのパトネス・デ・アリーバやマドリードでは、石造りの古い建物に囲まれたネコたちが、時間を超えて存在しているかのような不思議な感覚を与えてくれます。フランスのパリやブルゴーニュでは、歴史と文化が息づく街並みの中に溶け込むネコたちの姿が、それぞれの場所に特有の優雅さを引き立てています。また、アラブ首長国連邦の砂漠に囲まれたオアシス都市アルアインでは、果てしなく広がる砂漠の中に佇むネコの姿が孤高の美しさを放ち、モロッコのシャウエンでは、青い街並みとネコの色合いが幻想的な光景を作り出しています。

 

マルタ共和国やトルコのイスタンブールでも、風光明媚な景色とともにネコたちの活き活きとした表情が捉えられており、彼らがどのようにその土地の一部として存在しているのかが、写真を通して鮮明に伝わってきます。それぞれの地域でネコたちがどのように暮らし、どのようにその土地の空気を吸い、環境に溶け込んでいるかが、岩合氏の卓越したカメラワークによって見事に表現されています。

 

本書では、各地で撮影された写真に、岩合のネコに対する深い愛情や、撮影時の思い出、さらにはその場所ならではのショートコメントが添えられており、単なる写真集にとどまらず、旅とネコが織りなす物語を楽しめる一冊となっています。写真を通じて世界中を旅する気分を味わいながら、ネコという存在の普遍的な美しさに心打たれることでしょう。

 

この写真集は、ネコ好きのみならず、旅や風景を愛するすべての人にとっても心に響く作品です。岩合の感性が凝縮されたこの一冊は、ネコという生き物の美しさと、彼らが暮らす世界の豊かさを、余すところなく伝えてくれる貴重な作品となっています。

 

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